ママは今日も勉強します

東大を諦めきれない中年主婦のブログです

文理選択。共通テストまであと394日です

こんちには。

 

知人に、大学に行きたい(東大に行きたいとは言えなかった)とうち明けたら、

「すごいね~!大学で何をやりたいの?」

と聞かれて即答できなかった私です。

 

何のために学ぶか、大学で何をやりたいのか、受験する上で一番大事なことではありますが、

394日後にセンター、ではなく共通テストを控えている私としては、文理選択のほうがはるかに重要です。

 

高校生のときは、英語リスニングが壊滅的というただそれだけで、なんとなく理系を選びました。

基本一夜漬けタイプだった私は、語学系、とくに英語のリスニングが全くできず、英語から逃げるように理系を選んだのです。

 

でも、理科二類として東大に滑り込み合格してから大学で受けた数学の授業は、もう完全に意味不明でした。

コツコツ勉強するタイプでなく怠け癖のあった私は、英語や中国語(第2外国語)はもちろん、数学や化学熱力学、実験など必修科目のほぼすべてについて行けなかったのです。教授はまるで宇宙人のようでした。何を話しているのか、理解できませんでした。

 

東大を再受験すると決めたときも、高校の時と同じ理系を選ぶつもりでした。

私は環境問題に関心があり、その分野の学識を深めたいのです。

環境問題は文理横断的とよく言われますが、環境問題そのもの、温暖化とか代替エネルギーとかリサイクルとか海洋汚染などは理系分野です。

大好きだった化学、挫折した数学をもう一度やりたい、数学を道具のように使いこなせたらどんなに気持ちがいいだろうかという気持ちも強く、理系で受験することに一旦決めたのですが、

実際に勉強をしてみると、とにかく古典が面白い!

若いときはまったく面白くなかった古典が、漢文が、源氏物語がものすごく面白い。

そして物理、化学があんまり面白くないのです。教科書を読んでも、ただの事実の羅列という感じで、感動がない。数学や理科は現代社会の根幹ですが、40代の私がいまから数学やって何になるというの?こんなのは若い人に任せるべきだと思ってしまう。

理系分野は大学の四年だけでは使い物にはならないと個人的には思っていて、理系に進むならせめて修士号くらいはとりたい。

東大の理系学部は、大学院に進む人が大半だし。

でも主婦の私には6年間の学業は(金銭的に)キツい。いまから数学をはじめて、到底モノになる気がしない。

それに、文系よりも理系の方が、大学に入ってからの必修が多くて、

子育てしながら大学に通う私が、必修科目についていけるだけの勉強時間を確保できるだろうか。

子ども達に寂しい思いをさせてまで、数学に再チャレンジするべきだろうか、

でも、環境問題をそのメカニズムから理解するためには、理系の素養は絶対に必要…。

 

という感じで、かれこれ一年くらい、ずっと文理選択でなやんできました。

でもいい加減決めないと、試験対策もできません。

 

そこで、えいやぁっと、文系で受けることに決めました。

あんなに散々悩んで、結局文系にしたのは、

やはり文系の方が大学にいる時間を短くできそうなので、子ども達への負担も少なくて済む、という現実的な理由が一番、

そしてさらに、40代後半で大学を卒業する私が理系研究者・技術者の“若手”として世の中に貢献できる姿が全くイメージできなかったからです。

 

理系をあきらめるのに一年かかりました。英語嫌いで選んだ理系ですが、高校時代必死で勉強しましたし、思い入れは強かった。

でもこれからは迷わず、来たる日の本番のためにコツコツ勉学に励みたいと思います。

 

 

ちなみに前回の記事、

書いているうちに日付が変わっていたので、正確には共通テストまで394日だったのでした。